■とある1日のスケジュール■(オフィスへ出社)
09:00~10:00 始業 ― メールチェックなどの細々とした業務を処理
10:00~12:00 オンライン会議 ― 顧客Aとシステム要件に関する打ち合わせ
12:00~13:00 昼休憩
13:00~14:00 オンライン会議 ― 顧客Bと業務改善に関する打ち合わせ
14:00~15:00 移動
15:00~16:00 新規顧客に案件提案
20:15 終業
―グラビスに入社するまでの経緯を教えてください。
私が通っていた大学では、当社・代表の古見が講義を行っており、学生時代から古見とは面識がありました。その後、システムエンジニアとして働くなかで転職を考え、グラビス・アーキテクツが募集をしていたタイミングで私からお声掛けさせていただき、入社しました。
―グラビスのどこに惹かれて転職を決めたのでしょうか。
「お客様の課題を直接解決できるような仕事がしたい」「社会課題の解決に寄与したい」という思いを、グラビスで形にできるのではないかと思ったためです。
―いずれの思いも実現できていますか。
できていると感じます。まず、コンサルティングの仕事自体がお客様の抱える課題を直接解決に導くことができる仕事ですね。
また“社会課題を解決したい”という思いについても、公共公益機関向け案件への取り組みを通して、実現できていると考えます。公共公益機関向けの案件は、目の前のお客様だけでなく、その先にいる社会や国民まで考えたサービス提供をしなければなりませんからね。お金になる・ならないは関係なく、社会課題の解決を図れる公共公益機関の案件はやりがいを感じます。
―グラビスに入社した当初は、どのような業務から仕事を習得していったのでしょうか?
システムの調達支援に関する案件の担当者として業務を実施しました。当時は、システムに関する知識も乏しく、要件定義の経験もなかったことから、まずはシステムの要件定義に関する知識を付けつつ、議事録作成、資料作成など基礎的なスキル、公共調達に関するプロセスの理解を深めました。
入社後数年は、昼夜土日関係なく業務を行い、早くコンサルタントとして独り立ちできるよう努めました。
―現在はどのような業務をされていますか?
国や地方公共団体、独立行政法人などの公共公益機関向けに、「①ITシステムの企画構想」「②調達支援」「③工程管理業務など」を行っています。
―それぞれの業務内容について詳しく伺ってもよろしいでしょうか。
「①ITシステムの企画構想」では、課題解決のためにどのようなシステムを導入すべきかをお客様と相談しながら、検討します。
次の「②調達支援」では、お客様の希望を反映させたシステムの発注書を作成するフェーズです。発注書の内容を踏まえて、事業者さんが提案をしてくださるので、提案内容を比較・検討したうえで発注先を決めます。
最後に「③工程管理業務など」ではお客様からの細かい要望を発注先へ適宜伝えたり、システムがスケジュール通り進んでいるか、スケジュールを管理しています。これらの業務の合間には、部下が作成した資料について適宜レビューも行っていますね。
―お仕事の魅力は何だと感じますか。
お客様の課題に向き合い、直接解決するサポートができることですね。システムの導入により、例えばこれまで課題としていた請求業務の効率化を実現したり、テレワークを推進できたりと、お客様の働き方へ直接良い影響を及ぼすことができます。たしかに責任は重い仕事ではあるのですが、その分案件をこなすうちに成長にも繋がっていると感じます。
―グラビスは公共公益機関の案件が多いですよね。
多いですね。背景には「より社会問題解決を志向した新しい令和型のコンサルティングの形を作っていくことが重要」という社長の古見の強い思いがあります。また会社としても「社会問題をコンサルティング手法で解決していくこと」を志しています。
―グラビスは、2024年版「日本における働きがいのある会社」に選出されました。西尾さんにとって働きがいを感じる瞬間はいつでしょうか。
やはりお客様に「ありがとうございました」と言われるときですね。とくにお客様の期待値を超えてサービスを提供できたときは働きがいを感じます。また頑張った分だけ評価され、職位が上がるのも働きがいおよびやりがいに通じますね。
―グラビスでは頑張りが評価され、「昇進」という具体的な結果にも繋げてくれるのですね。
そうですね。業界未経験でグラビス・アーキテクツに転職をして、28歳でマネージャーになれた私自身が、頑張りが評価された良い例かと思っております。

仕事のやりがいはお客様の「ありがとうございました」の言葉です
また頑張った分だけ、社内で評価され職位が上がることも働きがいに繋がっています
―西尾さんが“頑張れる”モチベーションは何なのでしょうか。
転職したての頃は、社会人として独り立ちをして、1人で稼げるようになりたいと思い、日々仕事に励んでいました。仕事に慣れてきた現在は、社会課題の解決に少しでも寄与できたら良いなと思って仕事をしています。
―働くモチベーションとして「お金」を挙げる人は多いかと思いますが、西尾さんからは「お金」というワードは出ませんでした。
恐らく、満足した生活を送れる分の給料はいただいているからだと思います。しっかり給料をいただいているからこそ、お客様ひいては社会へ目を向けられているのではないでしょうか。
―逆に仕事をしていて苦労していることはありますか。
コンサルティングは、お客様が抱えている問題の根本的な原因を探り、課題を示したうえで解決策を提供するのが仕事です。そのために、これまでの知識や経験に基づいて仮説を立て、ヒアリング・調査を行うのですが、そもそも仮説が間違っている場合には随時手戻りが発生してしまう点は少し大変に感じますね。

未経験の方が活躍するには特に最後までやりきる気持ちが重要です
必要な知識やスキルは仕事をこなす過程でついてくると感じます
―西尾さんのように未経験で入社された人が活躍するには何が必要でしょうか。
とにかく最後までやりきる気持ちが重要だと思います。知識や必要なスキルは仕事をこなす過程で付いてくるもの。逆に最後までやりきらなければ、知識やスキルの吸収が遅くなってしまいますね。
―西尾さん自身、転職当初は大変でしたか?
例えば「会議が終わったタイミングで議事録は完成させておく」のように、業務スピードの速さに付いていくのは大変でした。自分が「何時頃までに終わらせておこう」と設定したラインも、周りからしたら遅かったようで、「もうできた?」と聞かれることは多々ありましたね。
―現在は業務スピードの速さには慣れましたか。
随分慣れました。先輩方から資料作成のアドバイスのほか、パワーポイントのショートカットキーの使い方といった業務の基礎を教えてもらいつつ、仕事をこなしていくうちに、自然と慣れることができましたね。先輩方の教育のおかげでもありますし、慣れの世界でもありますね。
―グラビスの「ここが良い!」というポイントはありますか?
社内政治がないところですね。社内政治がないため、昇進するためにはこの人に気に入ってもらって、あの人とも仲良くしておこう・・・など、利害関係を気にする必要はありません。その分、案件にエネルギーを注力することができます。
―グラビスの社員同士で遊びに行かれることもあるのでしょうか。
気の合う人がいれば、各々遊んでいるようですね。私も同僚とたまに飲みに行ったりしますよ。また当社が東京のほか札幌と大阪、福岡にも事務所があるのですが、会社の経費でほかの事務所へ訪問し、事務所のメンバーと親睦を深められる社内制度もあります。私自身も制度を利用して、札幌・大阪の事務所へ行き、現地メンバーと交流をしつつ、観光も楽しむことができました。個人的には気に入っている制度の1つですね。
―最後に今後のキャリア目標を教えてください。
短期的な目標としては、取り扱うシステムの領域を広げて、よりお客様のニーズに応えられる提案をしていきたいと考えています。中長期的には、ITシステムによる課題解決に加え、組織体制や制度に関するソリューションも提供していきたいですね。
現時点では、組織体制や制度に関するソリューションは当社のサービス領域外にはなります。ただ、根本的な課題解決を目指すために、お金になる・ならないは関係なく、いずれは取り組む必要があると考えています。

事務所間交流のイベントも設けられています
所属外の事務所へ行き、現地メンバーと交流をしつつ、観光も楽しむことができるので気に入っている制度の1つです